3.DaVinci ResolveでインスタやTikTok用の縦動画サイズに設定する方法

インスタグラムやTikTokなどの縦型動画は、通常の横型動画とは異なる縦長のアスペクト比(9:16)で制作する必要があります。DaVinci Resolveで縦動画を作成する方法を、以下の手順でわかりやすく説明します。

1. 新規プロジェクトを作成

まずは、DaVinci Resolveを起動し、新しいプロジェクトを作成します。

  1. DaVinci Resolveを開き、「新規プロジェクト」をクリックします。
  2. プロジェクトに名前を付けて、「作成」をクリックします。

2. プロジェクト設定を開く

新しいプロジェクトが作成されたら、動画編集の前にプロジェクト設定を行います。

  1. 上部メニューの「ファイル」から「プロジェクト設定」を選択します。

3. 解像度とアスペクト比を設定

プロジェクト設定画面が開いたら、縦動画に必要な解像度とアスペクト比を設定します。

  1. マスター設定」タブを選びます。
  2. タイムライン解像度」の項目で、解像度を「1080 x 1920」に設定します。これが9:16の縦型動画の解像度です。
    : 1080px(横幅)高さ: 1920px(縦幅)

    そしてひとつ下の "縦長の解像度を使用" のチェックボックスにチェックを入れます。

    iphoneのビデオ撮影の設定を4Kに設定している場合は「3840 x 2160」に設定します。
  3. 次に「ピクセルのアスペクト比」を「正方形」に設定しておきます。これにより、ピクセルの歪みを防ぎます。

4. タイムラインのフレームレートを設定

タイムラインのフレームレートを、使用するプラットフォームに適したものに設定します。

  1. タイムラインフレームレート」の項目を設定します。
    • 通常、インスタグラムやTikTok用の動画は「30fps」か「60fps」が推奨されます。僕は30fpsで設定しています。
  2. 再生フレームレート」も同じ値に設定しておきます。

5. 設定を保存

設定が完了したら、右下の「保存」をクリックして設定を保存します。

6. 動画のエクスポート

動画の編集が完了したら、最終的にエクスポートして、インスタグラムやTikTok用に保存します。

  1. 下部メニュー1番右端にあるロケットのボタンをクリックしてエクスポート画面に進みます。
  2. フォーマット」を「MP4」/「コーデック」をH.264またはH.265(高画質を維持する場合はH.265推奨)に設定します。
  3. 解像度」が1080x1920になっていることを確認し、必要に応じてビットレートを設定します。
    ※マスター設定で「3840 x 2160」に設定した場合は3840 x 2160 Ultra HDを設定します。
    フレームレートも最初に設定したものと同じ値に設定ください。
  4. ビデオビットレート(品質) :Instagramの圧縮を考慮し、 30000~50000kb/sがおすすめです。
  5. ファイル名」を設定し、「保存先」を選択して、「レンダーキューに追加」をクリックします。
  6. 最後に、「すべてレンダー」をクリックして書き出しが終了したら完了です。

まとめ

以上の手順で、DaVinci Resolveを使ってインスタグラムやTikTok用の縦型動画(9:16)を作成することができます。タイムライン解像度を1080 x 1920(3840 x 2160)に設定することで、縦動画に最適な解像度になります。

毎回設定し続けるのは手間がかかるので同じプラットフォームに投稿する場合は前回にプロジェクトをコピー&ペーストして名前を変更して使えば最初の1度の設定で済むのでおすすめです!